日本小児禁煙研究会は胎児から子ども、また子どもを取り巻く大人を含めて喫煙に関する種々の問題を研究・議論し、我が国独自のエビデンスを生み出すための研究会です。
井 埜 利 博
 2003年5月にジュネーブで開催された第56回WHO総会において世界たばこ規制枠組み条約(Framework Convention on Tobacco Control, FCTC)が参加国の全会一致で採択され、我が国もその条約に批准しました。締約国の義務として種々の議定書およびガイドラインが記されていますが、その中でも注目される条約は第8条の受動喫煙の害からの保護を求めた具体的な指針です。小児領域では胎児および乳幼児への受動喫煙による健康被害がまだ軽視されている様に思えてなりません。その意味ではこの条約は極めて重要であります。一方では中学・高校生などの未成年における喫煙に関する問題などはまた別な分野で解決されなければならない課題であり、子どもにおける喫煙の問題は山積しています。日本小児禁煙研究会は胎児から子ども、また子どもを取り巻く大人を含めて喫煙に関する種々の問題を研究・議論し、我が国独自のエビデンスを生み出すための研究会であります。したがって、小児科医を始め、産婦人科医、歯科医、薬剤師、看護師などの医療関係者のみならず、禁煙推進を試みようとする養護教諭などの学校関係者および行政関係者などの幅広い分野からの参加を期待するものであります。是非、多くの皆様の参加をお願い申し上げます。
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